455年(安康2年)

『日本書紀』現代語訳です。

原文は 岩波文庫版「日本書紀」 (坂本太郎・家永三郎・井上光貞・大野晋校注)に準拠しています。

・ふりがなはカッコ内
・通説に基づく解釈はカッコ内に青字 で示しました。

通説と異なる無理な解釈は行っておりませんので、既存の現代語訳と似通った表現になっている部分もあります。ご了承下さい。(異説・私見はその都度掲示します)

春正月17日

中蒂姫命(なかしひめのみこと)を立てて皇后(きさき)とした。大変寵愛された。 中蒂姫ははじめ、大草香皇子とのあいだに眉輪王(まよわのおほきみ)を生んだ。 眉輪王は母の縁で(父・大草香皇子の)罪を免れ、宮中で育てられた。

中蒂姫命なかしひめのみこと)は、大草香皇子の妻だった女性。大草香皇子は安康によって謀殺された(安康元年2月条)。
中蒂姫は履中天皇の娘で、母は大草香皇子の妹・幡梭皇女。つまり中蒂姫は伯父(母の兄)である大草香皇子に嫁いでいたことになる。

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