「飛鳥・藤原の宮都を語る」

相原嘉之 「飛鳥・藤原の宮都を語る」



「飛鳥遊訪マガジン」に掲載されたあい坊先生の連載(現在も連載継続中)が一冊の本にまとめられたものです。


とてもわかりやすく書かれていて、飛鳥初心者にうってつけ。

たとえば、本文の前に掲載された

「飛鳥・藤原京全図」
「飛鳥時代系図」

このふたつがあれば、この時代の宮や陵墓の位置関係、血縁関係は、ほぼすべて把握できます。


それと同時に、最新の発掘調査や研究成果もふんだんに盛り込まれているので、上級者にも大満足の一冊です。




掲載された図表や写真の大半は、われらが両槻会事務局長・風人さんが手がけたもの。
私もたくさんの歴史書・研究書を読んできましたが、これだけ正確でわかりやすい図表はめったにないです。

でも、カラーじゃないのが残念だなぁ。

風人さんの地図は、土地の高低を表す微妙なグラデーションが売りなのに。
白黒だと、わからなくはないけれど、やっぱりカラーには負けます。
もったいない (T_T)

写真もね。
対象に焦点を合わせてバチっと切り取られていて、これがカラーだったらさぞかし、と思うわけですよ。


カラーの実物は、両槻会Facebookなどでぜひご覧ください。




ところで、風人さんの写真や図表はあまりにすばらしいので、これまでにもいろいろなところでパクられているらしいけど、それ、絶対やめてほしい。
ネットにのっていると気軽にコピペしちゃう風潮があるけれど、著作権うんぬん以前に、大変な労苦があって作成されたものなので、それを指一本でポン、とコピーしちゃうのはいかがなものかと思うわけですよ。
使う場合にはFacebookやメルアドを使って、本人の承諾を得てからにしてほしいです。いや、ホントに。


いずれにしても、この本によって、相原先生の業績はもちろんのこと、風人さんのそういう才能も世に広く知られてほしいなぁ、と思うわけですよ。
地道な努力を続ける人が評価される世の中であってほしい。
そう願ってやまないわけでゴザイマス。



てなわけで、みなさんもぜひ!

「飛鳥・藤原の宮都を語る」

本屋さんで見かけたらぜひお手に取ってご覧ください。
できたら買ってね。面白いぞ!

 

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