お気に入り@東博

今回は、東博(東京国立博物館)に行った時には必ず立ち寄る

うめまえのお気に入り収蔵品

を一挙公開イタシマス。



その①「いやしの埴輪」

平成館の考古学展示室に鎮座する埴輪。

いやしの埴輪
見て、この優しい笑顔。

この、ちょっと斜めになってる体の角度が
またいい。
「どした? 元気出して!」と
のぞきこんでくれてるみたい。

私はいつも、この埴輪から元気をもらう。
行ったのはまだお熱出す前だったけど、
最近いろいろと凹むことがあったので
今回もききめ抜群でした。

ありがとう、優しい埴輪さん。


元気が出たところで次行ってみましょう。



その②「東と西の切子ガラス」

同じく平成館の考古学展示室にある

日本出土ガラス切子
カットグラス。
大阪府羽曳野市 伝安閑陵古墳から出土したもの。

西アジアで作られ、
シルクロードをはるかに渡ってきたらしい。

隊商から隊商へ。砂漠を越えて。
いろいろなものと交換されながら。

途中で壊れたものもあっただろう。
海に沈んだものもあっただろう。
生まれ故郷を遠くはなれて、
ようやくたどりついた東の果ての島。
これがここにあるのは、奇跡としか思えない。



同じような切子ガラスが、
東洋館にも収蔵されている。

イラン出土ガラス切子
こちらはイランで出土したもの。

似てるよね?


一方ははるか砂漠を越え、海を渡り、
一方はふるさとの地中深く
静かに眠っていたのだ。


それらが、長い長い時を経て、
建物こそ違え、数百メートルと離れていない、
同じ博物館に展示されている。


いつか、並べて展示してあげたいなぁ。

日本出土ガラス切子  イラン出土ガラス切子
「あ、あれ? お前、隣の村の!」
「あ、お前、こんなとこで何やってんの?」

……なんてさ。

いかがでしょう、東博さん。



その③「イケメン仏」

こちらは東洋館に収蔵されている
ガンダーラ仏。

イケメンガンダーラ仏


どうです?

なかなかのイケメンじゃございませんか。

東西融合の地だけあって、
ガンダーラ仏にはイケメンが多い。

中でもこちらはピカイチっす。

東博に行くと、毎回この仏さまに会いにいく。

いい男だのぅ、などと
ねっとりした視線を送るワタクシ。

仏さまに向かってそんなことを考えるなんて
いつかバチが当たるぞっ!

あなたのバチなら当てられたいわ!(☜バカ)



その④「竜首水瓶」

こちらは法隆寺宝物館に収蔵されている
竜首水瓶。

竜首水瓶2


国宝ですぞ。
法隆寺の仏像の前に置かれていたものらしい。


これをご覧になる際には、ぜひとも
竜の顔を「正面から」見ていただきたい。
(展示のガラスケースは一周ぐるりと回れます)

上の歯と下の歯が
互い違いに組み合わさるようになっていて
ホント、かわいいんだから。

残念ながら正面からの写真は
見つからなかったけど

お口がぱかっと開いた写真を発見。

竜首水瓶 口開けたところ


ん、もう、プリティ!

頭についてる角みたいなのを押して
開くみたいなんだけど、
一度でいいから、開かせてほしい。

ぱかっとね。

……無理か。

国宝だもんなぁ。



竜の目は緑のガラス玉。
胴体にはペガサスの模様が刻まれてる。

ペガサス。

ギリシャ神話だよ?

ギリシャ神話に登場する動物が
法隆寺の水瓶に彫られているとは。
これぞ東西融合。

これもまた、はるかな想いをかきたてる
一品と申せましょう。




竜首水瓶 注ぎ口


どうです、この、頑固そうな口元。


厩戸皇子さまあたりがこれを見て

なんやけったいな顔してはるけど
よく見たらカワイイよね、コレ。

なんて言ってたかも?

いやぁ~、この馬、羽根が生えとるで。
こんな馬おるんかいのぉ?

おるんちゃいます? なんせ西域ですもん。

そやな。おるんやろな。見てみたいわ、いっぺん。

……などと想像するのもまた楽しい。

(2016年6月23日)

 

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